ラレージャパン ディーラー様 情報
  タイヤサイズについて  
  2009/7/10  
  「700×何Cまで
  履けますか?」
 

ロードなどを中心にどのくらいのタイヤサイズが装着できるかといったお問い合わせを良くいただきます。
大抵は、太いタイヤを装着されたいのが多いのですが、その際などにお答えしている例になります。
タイヤサイズは、下記に示しますように、現実とは即さないことも多く、タイヤメーカー、あるいは種類によって実寸が変わります。
以下、以前にお客様にお送りしたメールのテキストのコピーなどを編集したので、なんとも繋がりの悪い文章になって失礼いたします。

 
       
  タイヤ寸法の実際  

現在ラレーに採用されているタイヤの実寸です。
D:タイヤ外径 W:タイヤ幅 ( )内リム内幅
計測は各タイヤ推奨最大空気圧

CRS Continental Ultra-Sport 700x23C D.677 W.24 (15)
CRT Maxxis Detonator 700x23C D.678 W.24.5 (15)
CST Maxxis Detonator 700x25C D.681 W.25.5 (15)
RF7 Kenda KWEST 700x25C D.685 W.26 (15)
RFS Kenda KWEST 700x28C D.689 W.29 (13.9)
RFL Kenda KWEST 700x32C D.695 W.31 (19)
CLS Pacaracer PASELA 700x28C D.685 W.27 (13.9)
CLB CST C-1207 700x32C D.688 W.28 (17.5)
CRC Kenda KWICK 700x30C D.689 W.28 (13.9)

上記でお分かりいただけますように、
RF7に採用のKWESTは25Cでも比較的太目です。
一般的に流通しているパナレーサー(ナショナルタイヤ)の700×28Cとあまり変わらないのがお分かりいただけると思います。ただし、こちらはリムの内幅が狭い状況で計測しているのでフェアーでないかもしれません。またMAXXIS Detonetorですと25Cでも少し細くなってしまいます。
(PANARACERの700×28CとCST C-1207 700×32Cはほとんど同じです。
計側データがないのでなんともいえませんが、 C-1207の28Cだと、逆にKWESTの25Cより細くなってしまうのでは ないかとも思われます
加えて、C-1207の計測は、リムの内幅も大きめのものです。)

       
  ロードバイクでの
最大装着可能タイヤ幅
  CRF、CRTなどシマノ49サイズブレーキを装着したロードでは、フレームの設計でタイヤサイズの許容を広げることは可能ですが、カーボンフォークは一応に、かなりスリムになってしまいます。また、その前にブレーキとのクリアランスも厳しくなります。
他のタイヤでの検証が無いので、一般論になりますが一般で流通しているパナレーサーの場合、表記サイズより細すぎず、太すぎずの傾向ですので、上記でのMAXXIS DETNETORとほぼ同じとすると、
700×26Cまでは、何とか許容範囲です。
(お客様で装着実績もあります)
ただしKWEST25Cくらいになるとかなりきついです。
他のタイヤについてはメーカー、ブランドにより表示サイズと実測が違いますので、この辺はっきりしたことが言えずすみません。
       
  その他モデルの
装着可能タイヤ
  よくいただくご質問は、何Cまで可能かと言うことなのですが、なるべく太いタイヤまで互換性を持たせると、57サイズと呼ばれる一回り大きいブレーキをスペックしなければなりません。
フレーム設計と言うより、ブレーキの影響が高いです。
しかし、57サイズのブレーキは、シマノコンポでグループ外コンポのBR-R450、あるいはBR-R650しかなく、これをスペックした設計とすると、今後例えばアルテグラやデュラエースにグレードアップする場合に装着が不可能になってしまいます。
ロードコンポは基本的に全て49サイズと呼ばれる寸法になっています。そのためもあって、57サイズの仕様は、コンフォート系のロードであるCREに限って採用をしております。
CREはカーボンフォークでなく、独自設計のフォークであり、一般的な32Cくらいまでは余裕で装着が可能です。
なお、RF7はもともとKWEST 700×25Cが標準で、フラットバーロードというジャンルですので、57サイズブレーキを採用。ただし、スリムなカーボンフォークですので、700×28Cまでが許容範囲です。
RFS、RFLにVブレーキを採用しているのは、さらに太いタイヤを装着できるため、あるいはドロヨケも対応したことによります。
タイヤサイズは700×35Cまで許容範囲になります。
なお、ツーリングロードのCRCは415mmという比較的詰まったリヤセンターですが、独自形状のチェーンステーとカンチブレーキにより、700×35Cまで許容範囲として設計しております。